従来のエンドニッパーでは切り口が山なりになってしまいますが、フラットタイプ薄刃仕様のEN-210(EN-165S)ではわずかな突起しか残りません。例えば銅リベットの長さ調節に使えば、その後の締結作業の効率が格段に向上します。
「喰切(くいきり)」とは日本の伝統工具の名称で、エンドニッパーと呼ばれる工具のカテゴリーに入ります。主に飛び出た釘の引き抜きやカットに使用されるイメージがありますが、実はそれ以外にも様々なシーンで活躍する便利な工具です。下にその一部をご紹介します。
洋服やファッション小物の作成では金属ファスナーを使うことも多くありますが、その長さ調整に便利なのが喰切です。偏芯タイプのEN-165S/210ならムシ(かみ合わせ歯)の取り外しも軽い力でOK!
レザークラフトには欠かせないカシメやハトメなどの金属パーツの取り外しに便利です。薄刃タイプのEN-165S/210ならパーツと革の隙間に刃が入りやすい!
靴、鞄職人さんは接着された革製品の引き剥がしなどに喰切(エンドニッパー)を使用します。
革ジャンやデニム製品の装飾で使用するスタッズの取り外しにも便利。※刃開き幅がスタッズをくわえられる広さかどうか確認してご利用ください。
椅子やソファーの布地・革を貼るときに使用するタッカー。その取り外しや、飛び出た針先のカットにも喰切(エンドニッパー)が活躍します。
もちろん飛び出した釘のカットや引抜きなど、お馴染みの使用方法もバッチリ!EN-165S/210はフラット刃なので切った断面が尖りにくくきれいになります。
各部寸法(mm) | 重量 (g) |
JANコード (4952269) |
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全長 | 刃幅 | 刃開き幅 | 頭部幅 | 柄幅 | 先端長 | |||
EN-165S | 170 | 13 | 13 | 34 | 47 | 9 | 210 | 113297 |
EN-210 | 208 | 16 | 13 | 38 | 47 | 10 | 280 | 113198 |
切断能力(φmm) | 真鍮線 | ステンレス | 軟鉄線(針金) | 銅線 | プラスチック |
EN-165S | 3.0 | 2.0 | 2.6 | 4.0 | 5.0 |
EN-210 | 4.0 | 2.6 | 3.2 | 4.0 | 6.0 |
※上記能力以上の対象物を切断しないでください。